7/19/2012

山鉾巡行3

 祇園祭といえば、コンチキチン。この音を聞くだけで気分が盛り上がります。今日は山鉾の上で演奏している囃子方さん達の浴衣の柄とその周りを飾る水引を見て下さい   

長刀鉾はユーモラスな麒麟と五彩雲

函谷鉾は鶏の鳴き声をまねて難を逃れたという中国の故事をもとに作られた鉾なので、鶏がいろいろな所に飾られています。水引も「群鶏図」です。

月鉾は現代的図案の花

天水引は霊鳥と霊獣(月鉾) 

浴衣が涼しげな鶏鉾、唐の宮廷人物図

形がユニークな船鉾、先頭には金色の大きな鷁

 雲龍と波(船鉾)、浴衣の柄も波

北観音山は絢爛豪華

囃子方さんの腰に下げている布がきれい

南観音山の水引は加山又造下絵の「飛天奏楽図」

見送も加山又造の「龍王渡海」(南観音山)

インパクトのある孔雀図の見送は皆川月華作(菊水鉾)

見送で好きなのはこの放下鉾のローケツ染の「バクダッド」皆川泰蔵作。フクロウが優雅に飛んでいます。下についている金具もフクロウです。

祇園祭のハイライト、山鉾巡行は動く美術館と言われますが、ほんとうにためいきが出るほど、美しいものばかりです。みんな歴史のある古いもの(または再現されたもの)を大切に保存し、受け継いでいくというのはすごいことです。明日は山を紹介します。



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