11/16/2008

西明寺から高山寺へ


神護寺からは清滝川沿いの東海自然歩道を歩いて西明寺に向かいます。古い灯籠がいっぱい立っていて、大きな槙の木があります。本堂には須弥壇の上にりっぱな厨子があり、その中には運慶が彫ったとされる(お寺のパンフレットにはそう書いてありましたが国宝にはなっていません)釈迦如来像があります。驚いたことに、厨子の真ん前まで上がることができ、おまけに、でっかい懐中電灯が置いてあり、いくらでも照らしてじっくりと拝見できるのです。清涼寺式と言われる流れるようなひだも!脇陣は千手観音菩薩と愛染明王です。すごいですよね。私は仏像に関してはよくわからないし、信心深くもないのですが、美しいものには心うたれます。



そこからまた歩いて山の中腹に建つ高山寺へ。ここでは、ミーハー的にパンフレットなどでおなじみの石水院(国宝)の、善財童子と運慶作の子犬の置物と鳥獣人物戯画を見るのが目的です。明恵上人の学問所で、こじんまりと落ち着いた簡素な建物です。ちょうど暖かい太陽の光が射していて、パンフレットと同じ風景を見る事ができました(残念ながら撮影禁止のため、そこで買った絵はがきの写真を載せます)。

絵はがきより

ここは境内が広く、うっそうとした杉木立を上っていくと、茶園、明恵上人の御廟、金堂などがあります。ここまでくると、まだモミジは緑色です。


0 件のコメント: