11/16/2008

善峯寺


手前の五葉松は樹齢600年、全長40メートルにおよぶ



京都西山に西国三十三所の第20番目の札所、善峯寺があります。この辺りは長岡京があったところで、お寺は山の中腹にあり、行くには不便で、かつ境内は非常に広い斜面にお堂が点々と広がります。が、その分景観は素晴らしく、紅葉もみごとでした。お堂のほとんどは、応仁の乱のため焼失。それらを再建したのは桂昌院の寄贈によるものだそうです。今までも京都のお寺をめぐっていて、たびたび目にしたのが、桂昌院による再建、寄贈という言葉。家光の妻、綱吉の母で権力を思うままにした人という嫌なイメージが強かった(テレビドラマの影響大!)のが、ここにきて、へーすごい人だなぁと変わりつつあります(本当はよく知らないのですが)。貴重な文化遺産を後世にたくさん残したということは、それが当時は自分の保身や狂信のためだったとしても、価値あることだという気がします。ちょっとその辺に関する本でも読んでみましょうか・・・


2 件のコメント:

ヨコ さんのコメント...

本当に立派なお寺さんのようですね。所謂観光寺院とは一味違う感じでしょうか。 昔の人たちには私達とは少し違う神仏への深い想いがあったように思われますね。勿論、今も信心深い方もたくさんいらっしゃいますけれども。
こういうお寺さんに行くと厳粛な気持ちになるでしょうね。

はりねずみ さんのコメント...

秘仏の千手観音立像も、この日まで御開帳で、見る事ができました。ここに来るまでも大変だし、お山をゆっくり一周すると1時間くらいかかるので、昔の人はここを西方浄土、又は巡礼場所だと思ったでしょうね。