12/21/2009

小野竹喬展

やっと大阪へ小野竹喬展を見に行ってきました。岩絵具で描いた日本画とは思えないような、パステル調のきれいな色使いが好きです。



若い時には西洋絵画への関心が強く、特にセザンヌのような画風が見られましたが、半年ほどヨーロッパへ滞在した後は、「線」による表現や、南画風表現へ、そして年をとるにつれて象徴的な風景画へと変化していくのが、よくわかりました。特に”あかね色”というのでしょうか、オレンジ色とサーモンピンクをあわせたような色や、水の青や瑠璃色、やわらかい緑の色などが、見ている者の心まで暖かく包んでくれるような感じがします。

               絵はがきより

            
80才を過ぎた晩年に、松尾芭蕉の俳句に独自の自然観で描いた10点の連作《奥の細道句抄絵》を作りあげます。この年での色使い、構図、意欲はすごいです。 制作途中のスケッチも展示されていて、なかなか興味深かったです。ちなみにこの展覧会、来年、東京の国立近代美術館でもやるそうですよ(3/2〜4/11)。

        田一枚植ゑて立ち去る柳かな(芭蕉)

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