3/24/2009

地蔵院の五色八重散椿


京都にきて椿に関しては認識を新たにしました。いやー種類が多いのなんの。それに綺麗です。先日伺った平岡八幡宮の宮司さんのお話によると、椿というのは、古来から招福や吉兆の木として大切にされてきたそうです。成長がおそく、大木になるには何百年もかかるとのこと。



この見事な椿は北野天満宮の南にある、行基が開いた小さなお寺、地蔵院(別名椿寺)のお庭にある五色八重散椿です。本当に目立たないお寺で、恐る恐る門をくぐると、わぁーと目に飛びこんできました。いままでこんな見事な椿を見たことがありません。木も大きいし、花も、白、赤、ピンク、絞りと咲きわけられ、大輪です!


そして何といっても珍しいのが、この散り椿です。椿はふつう、ぼてっと花のまま落ちるのですが、この椿はさざんかのように、花びらが一枚一枚ばらばらに落ちるのが特徴です。加藤清正が秀吉に献上したもので、樹齢400年の一世が枯れてしまい、今のは樹齢120年の二世だそうです。

お彼岸中で観音堂の十一面観音菩薩が公開されていました。

5 件のコメント:

ヨコ さんのコメント...

あらっ! ここの観音さまは写真を撮っても良かったんですか?
可愛らしいですね。(#^.^#)
あ、椿もとてもきれいです。忘れたわけではありません。(^_^)v 
由緒ある椿なんですね。清正公はセンスが良かったということでしょうか・・・

はりねずみ さんのコメント...

加藤清正が朝鮮から持ち帰ったそうです。こんなに後世の人々にまで愛されて、しゃれたお土産ですよね。公開中とは書かれていましたが、扉が開いていただけで、誰もいないし、お堂には入れず、格子越しに撮った写真です。撮影禁止ではありませんでした。

ヨコ さんのコメント...

ヘェ~・・・ 小説やお芝居でしか知りませんが、朝鮮出兵は、それはそれは厳しいものだったそうで、そんな中、椿を持ち帰るなんて・・・ 
清正公がどんな理由、気持ちで持ち帰ったのかはわかりませんが、どんな時も、そんな風流な心を持っていたいですね。

匿名 さんのコメント...

こんばんわ
やはりこの咲き誇る椿は
見事ですね。
私も平野さんの帰りに寄りました。
これから散り様と同時に
紅枝垂れも咲き始めるのでしょうね。

はりねずみ さんのコメント...

松風さん
わぁーうれしいです。
コメントありがとうございます。いつも松風さんの写真を拝見している、隠れたファンの一人です。ソメイヨシノも咲き出し、いよいよ桜本番ですね。