9/29/2009

櫛まつり


古くなったり傷んでしまった櫛やかんざしに、感謝をこめて供養するお祭りが祇園の安井金比羅宮で行われました。昔は語呂あわせで9月4日(誰かさんのたんじょうび??)に行われていたのが、今は9月の第4月曜日になったそうです。境内北側にある櫛塚(久志塚)に折れた櫛を奉納して供養が行われ、その後、古墳時代から現代までの髪型を結い、衣装を着た女性たちの時代風俗行列が祇園周辺を練り歩きます。



生憎この日は雨の予想で、ちょうど奉納儀式が終わって行列が始まる頃に雨が降りだし、残念ながら行列は中止になってしまいました。そのかわりに境内の舞台での説明とご披露となりました。京都美容文化クラブが主催で、モデルさん達は美容専門学校の生徒さん達や関係者とのことです。時代によっていろいろな髪形、着付けがあり、見ていてとても楽しいものでした。見物人には外国人の方々がすごく多くてびっくりしました。きっとネットワークがあるのでしょうね。



今回は47種類の髪型と衣装のお披露目でした。髪型の名前にもいろいろあるんですね。島田や丸髷なんかは聞いた事があるけれど、他にもおしどり、元禄、円山、割れしのぶ、耳かくしなどなど、全くわかりません。側で見ていらした先生方が、”あれはもう少し横に張ったほうがいいわね”とか””丸みが小さいわね”などどおっしゃっているのが聞こえて、フーンそういうもんなのかぁ・・などと興味しんしんでした。

0 件のコメント: