今日6月30日は水無月を食べる日です。京都では1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。各神社には、大きな茅の輪が作られ、その輪を3回くぐって、お祓いをします。
さっそく近所で有名な和菓子屋さん、「中谷」で買ってきました。普通の白と抹茶、黒糖の三種類ありました。
白い外郎(ういろう)生地に小豆をのせ、三角形に切ったお菓子です。それぞれに意味があるそうで、小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。室町時代、御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気払いをしたそうです(氷の節句)。でも庶民にとっては当時氷は手に入らない貴重なものだったので、氷のかわりにお菓子をまねて作ったようです。この日に氷を食べると夏ヤセしないと信じられていたそうですよ! あーあ私は夏ヤセしたいのに!!!
外郎はもちもちと柔らかく、小豆はほどよい甘さで、見た目よりずーとおいしかったです。
ちなみに、今日で京都暮らし丸一年となりました!
4 件のコメント:
「茅の輪くぐり先達をする蝶のゐて」
茅の輪(夏六月の季語)というと、この句を思い出してしまいます。
ああ~あの「中谷」ですね。今度京都へ行く機会があったら、是非立ち寄りたいですねぇ…
おいしそうなお写真ですが、昨日お茶の先生の御宅でこれと同じものをいただきました。先生は京都の家元から帰ったばかりで、抹茶とセットで出してくださいました。子供の頃近くの神社で「輪くぐり」したのも思い出しました。日本はいいですね。ロサンゼルス Kacey Oda
もしかして、その俳句はあの方の???
とても素敵な句ですね、さすがです。よく見つけましたね。
「中谷」のお菓子、どれもお勧めですよ。ぜひご一緒に。
Kさん、すごーい! ロスであの水無月を食べたんですか?
それもちゃんとその日に!お抹茶と一緒で、格別のおいしさだったことでしょう。
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