11/11/2009

尊勝院

尊勝院は、今、青不動公開でにぎわっている青蓮院の北東に位置し、将軍塚へ向かう中腹にある天台宗のお寺です。こんな所にお寺があるの?と思いながら、急な坂道を上っていきます。途中にホテルオークラの別邸の料亭”粟田山荘”があり、更に奥へ上ると突き当たりに小さなお堂が見えてきます。




尊勝院は、元三大師(良源)をご本尊とするお寺で、公開されるのは内陣と米地蔵尊です。本陣は金色の四天柱はじめ、彫刻と極彩色が施されて狭いながらも厳かな雰囲気があり、左に大きな千手観音坐像、本尊周辺に愛染明王、如意輪観音、不動明王、走り大黒天等が安置されています。本尊の左にある厨子は非公開ですが、中には庚申像(大青面金剛尊)が祀られ、その前には、「不見、不聞、不言、不思(みざる、きかざる、いわざる、思わざる)」の四猿像が男女二組並んでいます。四体というのはめずらしいです。

                 看板の写真より

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